シュリンクレザーの特徴
伊藤
シュリンクレザーとは
シュリンクレザーとは鞣しの際に革を特殊な薬品につけて、革表面を収縮させてシボが出る加工を施した革のことです。
この加工方法には2種類の方法があり、濃いタンニン液に漬ける方法と、型を押して加工する型押しシュリンクに分かれます。
最近では風合いをより良くするために、薬品を用いたシュリンク加工が主流となっています。
シュリンクレザーのメリット
・やわらかい印象を与えるシュリンク加工
薬品を使って革を収縮させ不規則なシボができることによって、革全体が自然でやわらかい雰囲気になります。
・傷が目立ちにくい
シュリンクレザーの場合表面についたシボのおかげで傷が目立ちにくくなっており、この高い耐久性能のおかげで長期間綺麗な状態を保つことができます。
また長期間綺麗な状態を維持できることから、毎日使用する財布やバッグに最適な素材となっています。
シュリンクレザーのデメリット
・水や湿気に弱い
一般的な革製品と同様に水や湿気に弱いため、濡れたまま放置することによって色落ちやシミの原因になります。
シュリンクレザーのお手入れ方法
革製品は水や湿気に弱くこのシュリンクレザーも例外ではありません。また水に濡れたまま放置することで色落ちやシミの原因にもなります。
この色落ちやシミを防ぐために使用前と使用後に防水スプレーを使用することによって、綺麗な状態を維持することができます。
・布やブラシで汚れを落とす
革製品を外で使用すると埃や汚れなどが付くことが多いと思います。
そういった時には乾いた布で優しく拭き、馬毛ブラシ等を使って埃や汚れを落とすようにしましょう。
・定期的にクリームを使用する
せっかくの風合いを損なわないためにも、定期的なメンテナンスは必須です。
普段のメンテナンスでクリームを塗る際に気を付けないといけないことは塗りすぎない事と、
塗った後の余分なクリームはしっかりと拭き取り、その後に日陰で干すことです。